第1章 歌うオバチャンのオフ会のあけぼの('00春〜秋)
大学生のとき、サークル(音楽系)のメンバーで、「同じ学年の女の子の中だけ」でも、7人くらいの「楽譜渡してスグにでもハモれるメンバー」って見つかったから、この広い関西のネットを見てる「チビ連れ煮詰まり主婦」の中でだったら割りとすぐに何人か集まってハモれるものかと甘く考えていたそらまめママ。でも現実はキビシかった・・・。第一、HPって作って待ってたら誰か見に来て反応してくれる、っていうんじゃないのね。宣伝しないと。検索エンジン?なんかコワい。・・・っていうか、どうやって載せたらいいかわからない。そうだ。アカペラ仲間を探したいんだから、そういう関係のHPに行けば・・・。で、今は「acappella.co.jp」になってる、その頃「acappella central」だったHPへ行ってみる。 |
・・・うわぁ、スゴ。私が大学生だった頃に比べて、今やアカペラって「めっちゃ“市民権得てる”モノになってる」。そのHPでは、アカペラやってる人がわんさと集ってて、みんなBBSで気軽にアカペラについて話してて、メンバー見つけてグループ組んで歌ってる。TVで「ハモネプ!」とかもさかんにやってたらしいけど、ちょうどその頃、その時間帯、子供のことでバタバタしててTV見られるカンジじゃなくて、まったく知らなかった・・・まるで“浦島”状態のそらまめママ。たちまち気後れ。だって、「3歳児連れてます。ウチで一緒にアカペラしましょう」なんてカキコミは皆無。ここはもっとぶぁりぶぁり歌える人の集まる場所。場違い・・・?お呼びでない・・・こりゃまたシツレイいたしました〜ッ・・・って逃げて帰・・・らなかったんだよねぇ。とにかく「場違いかも知れないけど、こんなコト考えてる主婦が居ます!」とカキコんで走って帰って来た・・・ゼエゼエ。恥ずかしがるコトはない。「動かなければ出会えない」んだッ! |
今思ったらこれはホントにラッキーだったと思うコトは、そりゃセントラルのリンクページの「個人」のとこにのっけてもらったこと。そこで見た人がけっこう来てくれた。もうかなり有名なアカペラグループの人からカキコミもらったり。で、5月13日のKAJa!見に行ったり。でも、「アカペラとちょっとでも関わりが出来て嬉しい」反面、やっぱり“ぶぁりぶぁりやってる人を羨ましがる”日々には変わりない。カキコミも「いつか出来ますよ、がんばってください」。うん、嬉しいよ、励まされるよ、でも、やっぱり自分が歌えないとまだ寂しい。“歌うオバチャン仲間”はどこに居るの?やっぱり無理なんかなぁ・・・。そう思ってた6月のある日、はじめて「アカペラやってみたい」という人からメールが。これがまた6月、ということに間に合った。「間に合った」とは何か。それは、「“ぬくぬく”の“お預かり”が始まる時期に間に合った」ということです。 |
「“ぬくぬく”の“お預かり”」とは何か。当時は「ちびザルが3年保育で幼稚園に行く、その1コ前の年度」のはじめ頃でした。ちびザルと母子で通っていた育児教室、『ぬくぬくらんど』のミユキ先生が、この年度の子供たち対象に「普段は母子で通うんだけど、1〜2ヶ月に1回、お弁当持って子供だけで参加(平日、お昼をはさんで3時間半)」っていうのをしてはって、その企画の名前が“お預かり”。“休日にダンナやおばあちゃんに子守りを頼むカタチで”なく、“平日に信頼出来る他人に預けて”趣味を始めようと思えたのはコレがあったからで、第1回、第2回、第3回”歌うオバチャンのオフ会”の'00年7月3日、24日、8月24日、というのはすべて、この”ぬくぬくお預かり”の日と重なっています。セントラルの個人のリンクページを見てくれた人がポツ、ポツ、とメールをくれて、それぞれそらまめママを入れて2人、3人、3人だったけど、「チラッとハモって歌うことが出来始めた」頃。まだ、そらまめママの自宅でやってました。 |