療育センター秋祭りステージ

'06.11.11(土) 於:大阪市更生療育センター

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 けいちゃんのママ友つながりでお声をかけてもらって実現したライブです。

 前日まで晴れてあたたかい日が続いてたのに、当日のお天気が・・・「かなり荒れるかもしれない」という予報&朝から小雨。「どうやろねー」なんて言いつつ、大阪以外の人には、読むのもなかなか難しい「喜連瓜破(きれうりわり)」に10時前に集まるメンバー。(歌うのは11時30分からの予定)療育センターの入り口が秋祭りの受付になっていて、そこで係りの方が我々を待っていてくださるとのこと。「おはようございまーす。アカペラグループ“ちりん”でーす。」と入っていくと、本当に係りの方がいらっしゃって、すごく丁寧に迎えてくださって、そして、「控え室」に案内してくださった。もう、その時点で、「いや、なんかスターになったみたい・・・」と舞い上がる面々。控え室にお茶とお菓子があるー♪とか言って、キャーキャー言って、子どもみたいにはしゃぐオバチャンたち。客観的に見ると、かなりおバカかも・・・。

 控え室は2Fで、ステージは1Fの・・・晴れてたらお庭でするはずだったんだけど、ちょっと広めのお部屋というか、テラスにつながるホールみたいなところで、パイプいすがたくさん・・・我々が思っていたより、かなりたくさん並んでいて(数十人クラスのイヴェント?と思ってたら、百人クラス?な感じだった・・・)、またそこで舞い上がる。

 さて。問題のリハーサル。なぜ“問題の”かと言うと、マイクです、マイク。普段から、メンバーそれぞれに、知人に「アカペラやってるねん。」と言うと、その次その人に会ったときに言われるあのフレーズ「“ゴスペル”の方はどう?」・・・。はい。今回も、「ゴスペルグループ」だと当日まで思われていて、控え室のドアの張り紙

「2本のスタンドマイクで“なんとなくほんのり拾う”感じ」を想定してセッティングしてくれてはった。でも、我々が「1人1本のマイク持ちたい」と言うものだから、急遽センターにあるマイクを総動員してくれた。5本。しかし、ヴォイパ入り・6人で歌う曲が1曲ある。そこで・・・!

 ジャンジャカジャンジャジャーーン♪「マイマイク〜♪」(←ドラえもんが四次元ポケットから何か道具を出すときの感じでどうぞ。)メンバーみいが家から持参のマイクを投入。とりあえず、1曲目『やさしさ』を歌ってみる。センターの5本のマイクの“元気さ”がいろいろで、ちょっと調子の悪いコも居たので、ノイズが出るようなら、そのマイクはお休みさせといて、2人で1本にする場面もありかー、いや、それよりも、いっそ1本も無し、生声で歌うライブにするのか、いやいや、当初の予定どおり、2本のスタンドマイクでやんわり拾うのか、あーでもない、こーでもない、という私たちに合わせて、根気よくリハを続けてくださったスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。「2人で1本にするのは誰と誰の2人にするか」・・という本当に細かいコトまでいろいろなパターンでやってみた結果、“マイク拾いの良い声”のぬっきーを2人のところへ入れる、などが決まる・・・。うん、いけそう。イヴェントって、当日になっていろいろと気になることが出て来るけど、それをみんなで一緒になって、どうやるのが一番お客さまへの聴こえが良いか、ということで考えて乗り越えていくのがまたいいよね。この年齢になって、高校生の頃の文化祭の日のような気持ちを味わえる、この楽しい感じに感謝です。

 リハーサルが終わってから本番までに30分くらい時間があったので───・・・そんなとき、秋祭りの他の展示物を見せてもらったり、バザーでお金を落とす・・・っていうのが、呼んでもらったことへの、せめてもの気持ちの返し方ではないのか、と思いつつ・・・───すみません、いつものように余裕がありません。控え室にて一心不乱に練習しておりました。しかも、今日のレパを通り越えて、クリスマスのレパ。このへんが、なんとも言えず“ちりん”らしい。なんかホンマ、いっつもこんなんやね・・・。

 さて。本番。

こんな曲を歌いました

やさしさに包まれたなら/あめふりくまのこ/アンパンマンたいそう/涙そうそう/<アンコール>ハナミズキ

 『やさしさ』。まき、めっちゃ緊張してる〜。ライブはまだ3度目、だもんね。でも、1曲の中で、だんだん慣れていって、最後のほう伸び伸び歌えてました。歌い終わって、最初のご挨拶MCはぬっきー&けいちゃん。このライブ、声かけてくださったのが、療育センターの音楽療法にお子さんと通っていらっしゃる方なんだけど、今日その方が事情があって来られないということで、残念です、っていう内容だった。本当に、この次機会があれば、ぜひ聴いていただきたいです。ここから2曲はお子ちゃま向けの曲だけど、客席にはほとんどお子ちゃまが居ない・・・う〜ん、こうなったら、みなさん“童心に戻って、楽しんでくださいね”、2曲目『あめふり』。ちょうど今日、雨だから、なんとなくいいかな?おっくんの「アンパンマーン、って言ってくださいね」MCに続き、3曲目『アンパンマン』。行きしなの谷町線で一緒に来た ”字ハモ隊”が入念に歌詞をチェックした甲斐がありました。ホッ。

 「今日は天気が微妙で、うちの子は遠足に行ったんでしょうか?」のるいこMCに続き(結局、行ったそうです・・・)、最後の曲は『涙』。今、映画でやってるから、知ってくれてる人が多いかなぁ・・・と思って最後にもってきました。まき、ちょっと落ち着いた?いい感じに声も伸び、雰囲気出てました。ぬっきーのTOPも貫禄が出てきたね。「下3人」はもう何年も歌ってきてるんだから、もっと余裕があってもいいのに、やっぱりいつ歌っても緊張するし、難しいけど、リードとTOPががんばってくれて歌い易かったです。

 ここで・・・「ライブはじまった後から入って来られたお客さまのためにもう1曲」と言っていただいた。もう1曲・・・このライブまでに、産休に入ったメンバーの穴を埋めるので精一杯で、それこそ余裕がなく・・・お客さまを放ったらかして、長い選曲会議・・・。すみません。m(_ _)mどの曲も帯に短したすきに長し、な、今の状況・・・『ハナミズキ』と言ったものの、最初の歌詞なんやったっけ?「空を・・・」そうか、2番のアタマは?おっくんに尋く。「夏は・・・」そうそう。歌い始めたら、あぁ気持ちイイ。会場を見回し、お客さまはもちろんですが、あたたかい対応をしてくださったスタッフさんを見ながら、心を込めて歌う。客席に居た、るいこの歌友に尋くと、「TVでサスペンス見てる人多いし、あの曲は良く知られてると思うよ(反応は良かった感じ)」と・・・ホッ。

 一旦控え室へ戻り、お子ちゃまの調子が悪くてダンナ様に託して来たメンバーとはそこでお別れ。残るメンバーは、スタッフさんから人数分の「うどん券」をいただいていたので、食堂へ行ってうどんをツルツル。うん。あったまるし、美味しい〜♪そしてまたまた控え室へ戻って、何するか、ってやっぱり練習、練習・・・。ライブ本番の日であろうと、メンバーが集合出来る日は貴重なので。12月に西宮・メロパクリパの2本のライブが決まってるけど、それプラス1本、平日昼間の保育所ライブがあるかも知れなくて、そのとき来れそうなメンバーがちょうど残ってたので、もしかして助っ人頼めないとして4人だったら、この曲のこのパートはこういうふうにこっちがフォローして・・・というミーティングも兼ねて。(でも、助っ人来てくれて、一緒に歌えたらホントに嬉しいでっす♪10日の練習のとき電話があったアナタ!ハリキって“復習”しといてね♪)

 一通り練習して、帰ろうということになり、スタッフさんにご挨拶して出てくると・・・ぬっきー「あれ?私、傘・・・」。去年のぬくぬくクリスマス、今年7月の西宮に続き、3度目の“ライブ後に傘を探すぬっきー”です。(^ ^)地下鉄に乗ってる間、メンバーとお喋り(部屋に居ると、どうしても練習してしまうので)出来るのが、またまた貴重で楽しい時間。あぁ、今回もなんとかステージをつとめることが出来ました。ご縁をくださった、けいちゃんのママ友のYさん、親切にしてくださった療育センターのスタッフのみなさん、聴いてくださったお客さま、そしてやっぱりメンバーそれぞれの家族に感謝です。