せんばやし祭りミニステージ
'07.08.07(火) 於:千林商店街
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前回宝塚サンタくらぶライブはジャイアンの誕生日、今日のび太の誕生日に行うライブは───“千林商店街で買い物してるようなオバチャンが、千林ではじめたグループやから、千林と書いて音読みでちりん”と名乗って丸5年、やっと・・・やっと・・・呼んでいただけました、せんばやし祭りミニステージ。メンバーのうち2人にとっては「PTA役員仲間さんやらにリアルに会う場所で、いつもと違う緊張感〜」・・・そして、祭りスタッフのみなさんにしてみれば、「アカペラステージをする」ということが初の試みということで、「1人1人がマイクを持つ・5人」っていうのが、「想像できない」という雰囲気が・・・ずっとあったのね、この話がはじまった、2〜3か月前から。で、「ホンマどうなるかわからんし、誰にもご案内してません」状態で・・・だけど、「これでもか・これでもか」なサーヴィス精神満点の選曲&編曲、練習も密度濃く───とにかくハリキって準備したなぁ。やっぱ千林愛してるしね、「ヘタなもんは見せられない感」はすごくあったから。
ステージは4時半からで、メンバーは2時に千林に集合。まずはステージになるところをちらっと見せてもらってから、控え室へ移動。おっくんと一緒に明石から来てくれたのはまっきー@T-time。2月の守口あぷりこっとに続き、遠いところ来てくれて、声出しもニコニコ見守ってくれて(なんやったらそのとき席はずしてるメンバーの代わりに歌ってくれて)、ライブ中は貴重品&ヴィデオ係りまでしてくれる、頼れる存在です♪いつもありがとぉねぇ。ぬっきー家からは2号・3号・4号の3名(これがまた男ばっかりなんよ・・・)が参加。これはママ、来るだけでだいぶくたびれたんちゃうか。でも、2号がしっかりと弟たちを見てくれて、しっかりしてる〜オバチャンたちは感心しきりなのでした。
とりあえず控え室で声出し。直前になっても直しが入ったりで、いつもいつもバタバタしてるわぁ。・・・しばらくすると、メンバーまきのお友だち登場。結婚を機に、この近くに住むようになったんだって。“縁”だね、なんか。ひとしきり歌って、まだ時間あるから、ぬっきー家の人々はお祭りをちょっと見てくるわ、ということになり、それと入れ替わりくらいに、「今日の他の出演者のみなさん」が続々登場。私たちがずっと歌ってて、他の出演者さんには、「準備に集中したいのにジャマ・・・」とか思われても不思議はないのに、「アカペラでアニメソングってすごいですよね」とか、「なんでドラゴンボールなんですか?」なんて、すごぉくフレンドリーに話しかけてくださって、「あぁ、なんか、この、同じステージに立つ人どうし、違うジャンルでもこのときは“同志”っていう感じもすごくいいなぁ・・・」と思ってました。バルーンしゅうさんは、たくさんたーーーくさんのアートバルーンの「一部だけ作ったヤツ(続きはステージ上でのお楽しみ♪)を持っていて、すごぉく楽しい作品、見た人喜ぶやろなぁ・・・という・・・アメリカの大会にも出場された、という、このせんばやし祭りミニステージの常連さんです。ジャグリングのトゥインクルちゃん、は、可愛い衣装(あぁいう、いかにもステージ衣装です、っていうのも、こういうステージでは我々にも必要かも知れへんね・・・)がとってもよく似合う女の子で、入念にストレッチをしてはりました。プロの顔〜。私たちは、「出番が終われば速効主婦の顔に戻る」かたちなので、誰のステージも見られずでしたが、ほんとは、見て、盛り上げて、ってしたかった〜。そういう日が来るといいなぁ・・・。一緒に“打ち上げ”に参加するとか・・・夢やなぁ・・・。
開演時間が近づいたのでステージ付近へ。直前のマイクチェックをするも、コードがからまりあって、「どれがどのマイクの線?」って感じで、「このマイクが弱い」ってわかっててもそれを直せない。しかも、1本、「ごく弱い上にリバーブ?かかってる感じのがある・・・ってことは・・・遅れて小さく聴こえる字ハモ?・・・」不安・・・なのになんかめちゃオモロい。何年か前やったら不安なだけ、やったかも知れんけど、「何がどうであってもちりんは伝わる」っていうモードに入ってからの我々は、ライブで起こるハプニングのひとつひとつがオモロい。いやそれにしたって、もっと事前にCat's oh!さんからもらったアドヴァイスをもとにキッチリと最低限やって欲しいことを伝える、っていう努力をもっと出来たのかも知れない(出来が悪かったらつまらない思いをするのは聴いてくれる方々だからね)けど、「あんまりゴチャゴチャ言うても・・・」っていうのもあったし、夏休みの主婦はほんとに余裕がなく、練習し、自分も子どもも体調整えて今日を迎えるだけで精一杯だったというのもある。
さて、4時半になりました。このイヴェントの司会は、25歳のサラリーマンでパパでラッパーという、MARUさん。すごぉくノリが良く喋りの上手な(ラッパーで司会者だから当り前か・・・)方です。商店街側からのご挨拶に続き、トップバッターのうちを呼び込んでくれるんだけど、このフリがまた、「さっきちょこちょこっと控え室で話したことをうまぁいことまとめて言うてはる」。スゴい。
こんな曲を歌いました
さんぽ〜涙/アンパンマンたいそう/ドラゴンボール/ムーンライトせんばやし/ドラゴンボール2回目/恋のバカンス
『さんぽ〜涙』でオープニングというのがこのごろ定番化しつつあるね。ご挨拶MCは・・・っていうか、今回は全編喋りはるいこでいきましたが・・・いろいろとネタを考えて気合いを入れて喋ってるんだけど、前に居るおちびたちの反応が・・・ない・・・後で聞いたらMCはほとんど聞こえてなかったらしい・・・。「アンパンマンって言ってくださいね・練習しまーす」も届いてるんだかどうだか。しかし、気合いだけで、なんとか3曲目『ドラゴンボール』までいく。
MC喋って喋ってだいぶ時間がたつはずが、「聞こえてないのかどうなのか反応がない」ので、「次、次、と曲紹介して次の曲」ってなるから、スグに本日のメインエベント『ムーンライトせんばやし』がきてしまう。ここでたまらずるいこが「もっとよく聴こえているらしきマイク」に持ち替えて喋る。だって、これ、とにかく”渾身のアレンジ”なんだもん。要するに、スタンダードナンバーの『Moonlight serenade』を普通に歌ってたかと思うと、そこに、毎日毎日この商店街でエンドレスに流れている『千林商店街のテーマ』(オリジナル版はあの、デュークエイセスが歌っていらっしゃる)が重なってきて、最後は完全に侵食されてしまう、っていう演出になってて、こんなん、ココでしか通用しないネタをここまで凝ってアレンジしてめちゃめちゃ練習するんだから、ある程度何をやってるか聴こえてもらわなかったら困る。で、フリのMCと曲ではベース担当の私のマイクはビンビンに活きててもらわんと。
『ドラゴンボール』さっきメインボーカル聴こえてました?えッ?!全然?!じゃもう1回いきますね、なんて強引に。今度はちゃんと聴こえてるらしいのがわかったので手拍子なんか求めて楽しくやる。あぁ、やっとあったまって楽しくなってきたけど残念ながら最後の曲です。『恋のバカンス』。さっきの『ムーンライト』はおっくんのマイクが弱かったん?でも『恋バカ』はおっくんベースやしな、じゃあけいちゃんと持ち替えて、いやいや、けいちゃんリードやんか、でも、るいこもツインリードのもう1人やし。結局ぬきかまきかが弱いマイクになったんか?もうワケわからない。でも、こんなときにも「なんとかリードとベースは前に出るように焦らずに対応できて、それなりにお客さまに反応してもらえるとこまで持っていく」っていうことが出来るようになりました。大汗かいたけどね・・・。
焦ることはないの。「結局ライブで伝わるのは人柄だけ」やねんから。それは大人対象で、そこはうちの場合クリア。・・・と勝手に思ってマス。で、子どもちゃんには、まずは「知ってる曲」で、そして「リードヴォーカルが良く通る声で上手に歌ってくれる」。だいたい「アカペラで5人のオバチャンが歌います」って前から言っておくと、ほぼどこへ行ってもスタッフ側の人からは「ゴスペルで1パート何人かずつ居て、全体を2本くらいのマイクでほんのり拾う」とナゼか最初にイメージされちゃうところから始まる。で、実際リハから本番までやってみて“アカペラってこんなんです”っていうのが伝わるとこまでなんとか持っていく。そして、お客さまになってくれる方たちには「なんか知らんけど楽しかったわ」って思ってもらえるように・・・がんばるだけなんやから。
汗ダクダクの本番が終了。今回も来てくれた、るいこの歌友のYさん、そのYさんの歌友のIさん、・・・は実はけいちゃんのお知り合いだったり・・・あと、るいこのママ友さんたちも何人か来てくれてた。ぬっきーのお姉さんに・・・、カメラマンしてくれたまき's お友だちのラムちゃん、もちろんケンジ2号さま(けいちゃん'sダーリン)もカメラ持って応援に来てくれはりましたよ〜。その人たちにお礼を言うのもそこそこに、「見学希望メールくれてた人はアノ人やったんかな?」なんて言いつつ、“本番終了直後に”到着したみいちゃん&子どもちゃん2人と合流しつつ、控え室へ戻る。控え室で“みい家の人たち”向けの超ミニミニライブ〜♪してから解散。(うるさくしてもニコニコ見守ってくださって、みんなで記念撮影するのに”シャッターマン”までしてくださった、前出のバルーンしゅうさん、ホントにありがとうございました♪) 化粧品屋さんの“きぬりん”はじめ千林商店街のみなさんにも、感謝です。これに懲りずまた来年ライブさせてくださいね〜♪・・・この、ライブレポの最後の「○○さん、△△さん、ありがとう」コーナーが毎回どんどん長くなる・・・嬉しい悲鳴。
大興奮の1日だった。この楽しい気分を忘れずに夏休み後半乗り切っていきましょう。しかし2007年になってから怒涛のようなライブラッシュで少々くたびれました。8月は練習オフです。(大丈夫か?!すぐクリスマスになるぞ!!)